医師紹介

2023年4月から医療法人あすなろ会の副院長に就任しました、鈴木健一朗です。
私は約15年間、循環器内科医として主に大学病院や循環センターを中心に救急医療、集中治療、心臓カテーテル治療などの高度医療に従事してきました。循環器の疾患は一度発症すると病状が急に変化し、重症化することも多いため、残念ながら助けられずに悔しい思いをしたことも何度もありました。もっと早くに生活習慣病を指摘して治療を開始できていれば、心臓の症状に気付けていれば助けられたのではないかと感じることも多くありました。
このような私の経験から、心臓病をはじめとする全身の血管疾患に対して生活習慣病の治療による予防、気軽に気になる症状を相談して頂くことでの早期発見、病気を発症してしまった後に定期的な診察を行う再発予防、が重要と痛感し日々の外来診療を行なっています。
また私はサブスペシャリティとして消化器内視鏡の診療も行なっています。大学病院に勤務している時から慈恵医大内視鏡医学講座の非常勤医員として診療しており、現在も勤務を続けています。循環器の治療をしてやっと救命できた、と思ったら消化管から大量の出血をして検査や治療が大変、ということがよくありました。実は大腸がんは喫煙や肥満との関わりがあるため動脈硬化の病気と合併する事は珍しくないのです。このような状態で見つかる悪性腫瘍は進行していて、その後の予後が悪い事が多いです。そのため消化器がんの予防という点でも、少しでも地域に貢献できたらと考え消化器診療も続けています。
他にも総合内科医として専門医の資格を取得し、地域に根差したクリニックや在宅クリニックでも勤務し多くの疾患やさまざまな状況の患者様に触れてきました。これらの私の経験を活かし、幼少期から育った茂原で地域の方々に少しでもお役に立ち、かつ頼られるかかりつけ医になりたいと考え、院長と一緒に日々患者様の診察を行っております。今後も精進して参りますので宜しくお願い致します。